SAHARA 4

SAHARA 4 - 血液バッグをドライな状態で温度制御

新世代

革新的、安全、多用途!SAHARA 4は血液バッグに入った凍結血液製剤を、輸血前に解凍・加温することができる温度制御システムです。温度制御はドライで、熱媒体としての水を使用することなく、加温ゾーンを備え4つに区分された加温板と加温された空気の強制的な循環により行われます。

SAHARA 4は長年市場で実績のあるSAHARA-IIIの後継モデルです。

安全な温度制御

  • 従来のウォーターバスなどで発生しうる病原性細菌による汚染のリスクを防止
  • バッグ表面を積極的に乾燥させることで周囲の衛生環境維持が可能
  • 毎起動時にシステムテストを自動実行
  • 温度超過アラーム/スイッチオフ
  • 標準化された解凍/加温処理

温度制御機能

  • 37℃~42℃でプリセットできる一定の周囲温度での温度制御
  • 物性の自動検知により血液バッグは迅速に使用できるようになり、温度制御処理実行中でも簡単に血液バッグの交換が可能
  • 解凍時間を短縮
  • 透明なカバーと内部照明により血液バッグの目視確認が可能
  • 血液バッグごとの個別取出しリマインダ
  • 革新的な加温板の傾斜動作による保存血撹拌
  • 時間差で反応するボタンにより温度制御処理の不慮の中断を防止

機能テスト内蔵

  • 装置機能の点検 
  • 追加の測定装置は不要
  • USBメモリでのデジタル署名付き記録可能

データ管理

  • ユーザーや保存血番号、血液バッグごとの温度変化などの登録データを検出するオプション機能
  • 検出データを外部メモリ(USBメモリ)に自動保存
  • 外部メモリのステータス表示
  • 保存された当日のデータセット数と保存されていないデータセット数の表示
  • バーコードリーダー(オプション)による登録データの迅速で確実な読込
  • 市販のデータ処理ソフトへの保存データの簡単なインポート

簡単な操作とクリーニング

  • 温度制御時間の事前設定不要
  • タッチ式カラーディスプレイによる直感的な操作
  • 加温板、配置フレーム、受け皿が取り外せるため装置のクリーニングが簡単

SAHARA 4とSAHARA-IIIの違い

特徴 SAHARA 4 SAHARA-IIIベースモデル
ドライ温度制御 + +
血液バッグ数 4 3
血液バッグごとの個別温度モニタリング + -
温度制御処理実行中の保存血交換可能 + -
目視確認 + -
データ管理 + -