新製造拠点竣工  – ブラジル

新製造拠点竣工 – ブラジル

2019年12月12日、サンパウロにほど近いポルト・フェリースに新しい製造拠点が開設されました。SARSTEDT社は1998年にブラジルに市場参入しました。現在世界第8位の市場規模であるブラジルで、自社製品を製造する運びとなります。

ブラジルでの新拠点の敷地面積は7,000㎡で、今後生産工場と管理部門が一ヶ所に集結する予定です。これまで総計1,700万ユーロがこのプロジェクトに投資され、2020年には射出成形および部分組立分野の拡大に300万ユーロがさらに投資されます。

クリスマス間近に行われた新拠点開設にあたる式典をDr.Cassinoポルト・フェリース市長、ならびにSilvio Carciaサンパウロ州政府代表、Jens Gustドイツ総領事代理をはじめとする、多くの招待客とともに祝うことができました。

「当社の血液採取システムS-Monovette®の現地製造拠点はブラジルはもとより、南米市場にとっても、戦略上重要な一歩となります。この国の経済復興は順調な人口成長とともに、将来的には健康診断や臨床分析の一貫した増加にもつながります。」と、ブラジル法人経営代表、Jörg Dreisewerd氏は述べています。

「新しい拠点では、S-Monovette® を中心とした多種の製品を現地市場に向けて生産することになります。ブラジルだけでなく、南米の当社の全顧客に向けたSARSTEDT社の存在意義とその確固たるサービスをお約束します。」 と、開設式典でJürgen SARSTEDT取締役会長も喜びの意を表しました。

市および州サイドからも、地域の活性化と新しく生まれる雇用の観点から、SARSTEDT社を地域のパートナーとして獲得できたことに非常に満足していると表明しています。

竣工イベントの中で、Jürgen SARSTEDT会長は、ポルト・フェリース市長に、血液採取システムS-Monovette® を150,000ブラジルレアル(32,000ユーロ)相当分、当地のIrmandade de Santa Casa de Misericordia Porto Feliz病院へ寄付することを発表しました。

式典に続き、ブラジル法人元経営代表のVicente Mazzeu氏、製品/アプリケーションスペシャリスト部門の元部長であるMarcia Zoratti氏の2人の、永年勤続後の退職を祝ったあと、イベントの締めくくりには、Rainer Schuster営業担当取締役より、ブラジルの名高い病院Hospital Israelita Albert Einsteinの元研究所長、故Dr. Luiz Gastão RosenfeldのSARSTEDTブラジルでの功績をたたえ、夫人であるDr. Nydia Strachmann Bacalが、表彰を受けました。

故Dr. Gastãoは、90年代にドイツの展示会でS-Monovette®の存在を知り、取引を始めたブラジルにおける初期からの顧客の一人で、また晩年まで、S-Monovette®、そしてSARSTEDT社のサポーターでもあり続けました。