1990

1990年度Sarstedt研究賞

(Walter Sarstedt, Dr. E. A. Bayer, Prof. Dr. M. Wilchek, Prof. Dr. Dr. Wisser)

第三回Sarstedt研究賞は、1990年6月13日、Sarstedt社の新研究開発センターの開所式典においてドイツ臨床化学学会によって授与されました。

ドイツ臨床化学学会で会長を務めるWisser教授によって、Sarstedt研究賞が5万ドイツマルクの賞金とともに、イスラエル、レホヴォトのWeizmann研究所のMeir Wilchek教授およびE. A. Bayer博士の両氏に授与されました。

両受賞者は、生物医学研究の様々な分野で利用されている、生物医学的分析、リガンド受容体システムにおけるビオチン・アビジン系の使用に関する基礎研究によって本賞を受賞しました。

 アビジンとビオチンとの間に自然発生する生化学的結合原理を利用することにより、今日では、疾病および疾患感受性の早期発見のための数多くの分析方法が確立されました。

両受賞者は、ビオチン・アビジン系により、生物学、生化学、医学や遺伝学などの様々な学術分野における重要な方法を提供しました。

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